ご挨拶
日本茶は、ほぼ400年ごとに大きく変化してきました。
最澄、空海が活躍した800年頃に喫茶の記録があり、1200年頃、栄西禅師により抹茶が広がりました。
1600年頃には千利休の茶の湯、隠元の煎茶が登場します。そして2000年頃から世界が日本の食や文化に注目され、茶文化も盛り上がる機運にあります。
当店では1200年以上続く茶文化の伝統を尊重しつつ、新しい茶の愉しみを多くの方々に伝えていきたいと考えています。
ペットボトル入り緑茶の普及で、家庭から急須や湯呑といったお茶を淹れる道具が消えつつあります。完全になくなりはしないものの、日本人の心を潤す為の時間を創造しなければなりません。
急須で淹れるお茶にどんなチカラが秘められているのか、私たちはここ世知原の地から改めて問いかけていきたいと思います。
(有)小林製茶 専務取締役